東日本大震災から6年、失われた場所がポケモンGOが記憶。記憶されていた場所とは?
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ポケモンGOの『ポケストップ』に震災で失われた場所が登録されていて話題に!
東日本大震災から6年、今も被災地の方々に心の傷を残した災害だが記憶のポータルとしてポケモンGOに生き続けている。
大人気スマホゲーム、ポケモンGOのポケストップに、震災で失われた場所が登録されポケスットプとして記憶されている場所がある。
石巻を歩いていたら、今はもうない映画館をポケモンGOで知る。建物は消えても、ポケスポットとして残り続けるんだね。 pic.twitter.com/1ampjl7wrn
— 古市憲寿 (@poe1985) 2016年7月30日
ポケモンGOに生き続けている岡田劇場
岡田劇場は、160年以上の歴史をもつ劇場です。
江戸時代末期に建てられた「千葉座」が前身であり、明治24年に「岡田座」となりました。戦時中には空襲対策で取り壊されましたが、昭和21年に再建、24年には映画館として「岡田劇場」と名を改めました。その後時代も移り変わり、市内にシネコンが開業したことからも平成19年頃からは不定期営業となっていましたが、震災前に昔の岡田座に似せて芝居小屋風に全面改装を行いました。
しかし、その完成からわずか5日後に東日本大震災の津波で跡形も無くなってしまいました。大変歴史のある劇場が流されたことは悲しいことですが、耐震補強をしていただいたおかげで地震の際は崩れることもなく、全員無事で避難することができました。
震災後は映写機を揃えて、被災地域で映画の無料上映会などを行っております。劇場がなくても、映画をみんなに見せる『岡田劇場的役割』を果たし、被災地のみんなの笑顔を取り戻し復興を目指す為に、日々頑張っております。
震災前の岡田劇場
震災後の岡田劇場
存在しない岡田劇場がポケスポットが登録された理由
実際に存在しない映画館がポケストップに登録されていたのは、岡田劇場がポケモンGOを開発したナイアンテック社がingressで「ポータル」と呼ばれるスポットとして登録されているからだという。
ポケモンGOのポケスットプのingressの記憶がポケストップとして登録されているからだ。
2014年に石巻市で世界各国からingressのユーザーを集めたイベントで、ナイアンティック社のジョン・ハンケCEOも出席。
岡田劇場は特別にポータル登録された120カ所のポータルの一つだと。
地域の人々とポケモンGOに震災前の記憶が今も残り語り継がれるだろう。
当時の岡田劇場の場所
画像参考:引用 オカダプランニング/岡田劇場ウェブサイト