残業の上限が無制限から月100時間未満決定?残業代未払い485時間ですが何か?
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月の残業時間が青天井から月100時間未満上限に?
政府が導入をめざす「残業時間の上限規制」をめぐり、安倍晋三首相は13日、経団連の榊原定征(さだゆき)会長、連合の神津里季生(りきお)会長と首相官邸で会談し、焦点だった繁忙期の上限を「月100時間未満」とするよう要請した。経団連は「月100時間」、連合は「月100時間未満」を主張して譲らずに対立が続いていたが、首相が連合の案に軍配を上げた形。経団連は首相の「裁定」を受け入れ、上限規制は決着する見通しだ。
引用 朝日新聞
政府が労働時間100時間を基準としたことで決着と報道された。
この件に関して経団連の榊原会長は「今回の改革は労働基準法の70年の歴史の中でも最も画期的で、いわゆる大改革だ」と述べた。
確かに月残業時間が青天井だったのに対し、個人的な意見ですが残業時間が月100時間未満となった事は大改革かもしれないが本質はあまり変わらないと思う。
ヤマト運輸が残業代全額支払いへ
配便最大手ヤマトホールディングス(HD)が、約7万6千人の社員を対象に未払いの残業代の有無を調べ、支給すべき未払い分をすべて支払う方針を固めた。必要な原資は数百億円規模にのぼる可能性がある。サービス残業が広がる宅配現場の改善に向け、まずは未払い分の精算をしたうえで、労使が協力してドライバーの労働環境の正常化を進める。
引用 朝日新聞
最近のニュースではヤマト運輸が未払いの残業代を今夏までに全額支給と報道されているがこんな噂も・・。
ヤマトが巨額の未払い残業代を払うってので話題になってるから聞いてみたところ結局こんなことなのね… pic.twitter.com/6wkqxlw8u1
— 伊吹八雲 (@marisa9625) 2017年3月4日
残業の上限月100時間も大切だが、残業代の未払いの法律をもっと何とかして欲しい
個人的な意見ですが、残業の上限100時間未満の法律は改正できたかもしれないが、残業時間などいくらでも改ざんできるし、タイムカードを押さず仕事をすれば帳尻をあわせれるので「あまり変わらないのでは?」と思います。
残業の上限を月100時間にすることで、多少の過労死抑制にはなるかもしれませんが月30時間や50時間でも過労死する場合もあるそうですから・・。
それにお金がいる人はいくらでも残業したい人もいますし、例えば残業をできる限りして月給50万円以上稼げるならしたい人だっているはずです。
それよりも未払いの残業代を支払ってくれるような法律をもっと何とかして欲しい。
実際に僕は485時間の未払いの残業代がありますが、会社からは支払われていません。
この未払いの残業代について「弁護士に相談してみたら?」と言われたりもしますが、働いた分の賃金を支払うことが当たり前なのに、なぜこっちから請求しなければいけないのか?
労働基準法では付加金と言う方法で請求できるが、やはり裁判をして裁判所が判断するためそこまでするのに金銭的にも時間的にもリスクが伴う。
まとめ
月の残業時間100時間を超える会社よりもサービス残業をさせている会社の方が多いと僕は思いますので、サービス残業の方を何らかのシステムで改善して欲しい。
会社のモラルとかも関係してくるのでかなり難しいと思いますが・・。
付加金とは?
裁判所は、第20条、第26条若しくは第37条の規定に違反した使用者又は第39条第7項の規定による賃金を支払わなかつた使用者に対して、労働者の請求により、これらの規定により使用者が支払わなければならない金額についての未払金のほか、これと同一額の付加金の支払を命ずることができる。ただし、この請求は、違反のあつた時から2年以内にしなければならない。
引用 wikibooks