光るキーホルダーに基準値超えの放射性物質が?なぜ放射性物質が使われているの?
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基準値超えの放射性物質が含まれているキーホルダーが販売されていた
原子力規制委員会によりますと、通販サイト「アマゾン」で基準を超える放射性物質「トリチウム」を含むキーホルダーやコンパスが無届けで販売されていました。
キーホルダーは、トリチウムが出す放射線が蛍光物質に当たることで光る仕組みになっています。キーホルダー15個とコンパス1個がすでに販売されていて、アマゾンは商品の販売を停止し、回収を進めています。
規制委員会によりますと、現時点で健康被害の報告はなく、人体への影響はほぼないということです。
引用 テレ朝news
光るキーホルダーになぜ放射線物質が?
販売中止になったキーホルダーとコンパスには、トリチウムと言う物質を塗料にしたものを使用しており規制委員会からの許可がないものは販売ができない様になっている。
過去には無許可でトリチウムの基準値を超える製品を海外から輸入販売していた少年が書類送検されている。
トリチウムとは?
三重水素 三重水素(さんじゅうすいそ、英: tritium、記号:3H または T)
質量数が3、すなわち原子核が陽子1つと中性子2つから構成される水素の放射性同位体である。 一般に、トリチウムと呼ばれる。
トリチウム自体には発光性はなくトリチウムがβ崩壊した際に出るβ線(電子)が,蛍光塗料に吸収されて光るそうです。
トリチウムを使ったトリチウム塗料
蛍光塗料として時計の文字盤や銃の光学照準器などに使用されていることがあります。また、今回のキーホルダーのように蛍光塗料の中の蛍光物質が、放射性物質から放出される放射線によって励起され、持続的に発光するものが存在します。
ただし、国内の基準値以内のトリチウムを使った製品だと発光する力が弱いため、このような製品は殆どが外国産が主流で国内ではほとんど製造されていない。
なお、トリチウムには寿命があり大体12年~20年くらいだと言われています。
トリチウム塗料が使用されている製品
トリチウム塗料を使用している製品は上記にも書いていますが時計の文字盤などにも使用されています。
ですが、それは過去の話で1993年に『ルミノーバ』と言う蛍光塗料が開発され2000年以降から腕時計などの製品はこの塗料を使用しています。
その後、『ルミノーバ』よりもすぐれた蛍光塗料が開発されているためトリチウムを使用している製品は少なくなっています。
トリチウムは基準値を超えなければ害はない
トリチウムが人体に影響を及ぼす最大の法廷規制値は1ギガベクレルらしいです!
今回の光るキーホルダーには10.9ギガベクレルものトリチウムが検出されました。
基準値を下回るトリチウムは人体に影響はないみたいなので安心です。
今回の光るキーホルダーには基準値を上回るトリチウムを使用していましたが、やはりトリチウムが使用されている製品にはトリチウムならではの魅力があります!
現在、使用されている蛍光塗料よりも断然カッコいいですし、発光の光がなんとも魅力を感じます。
そんな魅力あふれるトリチウムを使用している製品をご紹介致します!
トリチウムを使ったカッコいい商品!